サイトも見られない場合の初動へ →

サーバーに入れず、サイトも見られないときは、ログイン不能とサイト非表示を別々に記録してください。 公式通知の対象確認と、表示されたエラーの記録から始めましょう。

まず、どこに入れないのかを分ける

さくらインターネットは2026年8月31日、販売管理システムへの不正アクセスに関連して、対象者のサーバーパスワードを変更したと案内しました。古いパスワードでは、サーバーコントロールパネル、FTP、SSHにログインできません。会員メニューのパスワードは、この措置では変更されていません。WordPressの管理画面に入れない場合も、どのログイン画面かを分けて記録します。

サーバー管理画面・FTP・SSHに入れない
公式通知の対象か、サーバーパスワードが変更されたかを確認します。メール内のリンクからではなく、さくらの公式ページを自分で開いて手続きを確かめてください。
公開サイトも表示されない
サーバーパスワード変更の案内だけで、サイト非表示の原因は確定できません。表示された文言、発生時刻、見られないURLを残し、別の問題として調べます。
両方同時に起きている
二つの症状を一緒に相談しつつ、原因を一つに決めつけないでください。ログインを回復しても、公開サイトの表示確認は別に必要です。

さくらの9月10日の調査結果では、一部サーバーへの不正アクセスとマルウェア設置が確認されています。一方、データの外部持ち出しを裏付ける明確な事実や、本件に起因する二次被害は、その時点では確認されていません。「全サイトが侵害された」「今回のサイト停止も攻撃が原因」とは読めません。

自分の契約は、パスワード変更の対象?

さくらの公式通知によると、対象サービスは「さくらのレンタルサーバ」「さくらのマネージドサーバ」「さくらのメールボックス」「さくらのビジネスメール」です。対象条件は、2026年8月17日までに申込時に発行された初期サーバーパスワード、または同日までに会員メニューから再発行されたサーバーパスワードを利用していることです。サーバーコントロールパネルで変更したパスワードや、ビジネスプラン以上の追加ユーザーパスワードなどは、この案内の対象外です。

対象者には個別に案内が送られています。メールが見当たらない場合も、迷惑メールを確認し、公式ページから対象条件と再発行手順を確かめてください。

メールが届いたことだけで、現在の公開サイトが不正操作されたとは判断できません。逆に、メールが見当たらないだけで安全と断定もしないでください。今回の案内を装う偽メールにも注意し、パスワードをメールや電話で伝えないでください。

ログインを戻すときは、会員メニューとサーバーの違いに注意

通知に記載された新しいサーバーパスワードを確認できる場合は、公式のサーバーコントロールパネルでログインし、自分で新しいパスワードへ変更します。通知が見当たらない、またはログインできない場合は、さくら公式の変更・再発行手順に沿って会員メニューから再発行を確認してください。会員メニューのパスワードとサーバーパスワードは別です。

FTP・SSHソフトに古いサーバーパスワードを保存している場合は、変更後に接続設定も更新します。さくらはメールパスワードの変更も予防措置として推奨していますが、変更後はスマートフォンやメールソフトの保存済み設定も直す必要があります。業務メールの担当者と手順を合わせて進めてください。

サイトも見られないなら、復元より先に状態を残す

まず公開URLを、普段の端末とは別のブラウザや携帯回線から開いてみます。同じ症状でも違う症状でも、URL、確認時刻、画面のスクリーンショット、表示されたエラー文をそれぞれ控えてください。トップページだけか、下層ページも同じかを分けると、相談先が調べやすくなります。

さくらの公式サポートには、契約のパスワード変更対象か、サーバー側の利用制限や障害があるか、公開サイトに影響する情報がないかを確認します。WordPressのエラーや不審な変更が見える場合は、保守担当にも同時に状況を伝えてください。原因が分かる前に、ファイルの全削除や古いバックアップへの上書きをしないことが大切です。調査や復旧に必要な情報を失うおそれがあります。

「パスワードを変えたからサイトも止まった」と決めつけず、ログインの回復後も公開ページ、画像、問い合わせフォームが正常に動くかを別に確認します。

相談時に伝えること、送らないこと

さくらと保守担当には、契約サービス名、見られないサイトのURL、いつから何ができないか、公式通知の有無、画面に出たエラー文を伝えます。パスワード、秘密鍵、会員IDを公開フォームやチャットに貼らないでください。 認証情報が必要になる場合は、安全な共有方法を先に確認します。

みまもりサポートでは、サイトの表示不能とWordPress側の症状を整理し、さくらへの確認事項と復旧作業の範囲を分けてご案内します。調査や作業が必要な場合は、内容と費用を確認いただいてから進めます。

いま、サイトが見られない方へ

状況をうまく説明できなくても大丈夫です。サイトURL、発生時刻、表示された文言だけで、まず切り分けを始められます。

サイト停止・ログイン不能を相談する

確認した公式情報

2026年10月14日に公式情報を確認しました。公式発表は更新される場合があります。個別サイトの不具合の原因は、実際の症状とサーバーの状態を確認して判断します。