会社やお店のホームページをWordPressで運営している方へ。10月6日公開の7.1.3では、非公開の記事に付いたコメントが外部に知られる問題など、7件の安全上の問題が修正されました。サイトの規模や見た目だけでは、更新が必要か判断できません。ここでは何が変わり、自分は何をすればいいかを順に説明します。
「うちのサイトにも関係ある?」
会社案内だけの小さなサイトでも、WordPressで動いていれば更新状況の確認が必要です。今回直されたのは、記事や管理画面を動かすWordPress本体の仕組み。アクセス数や会社の規模では、更新が必要かを判断できません。
ただし、7件すべてが全サイトで同じように起きるわけではありません。例えばコメントや外部画像の埋め込みを使っていなければ、その機能に関わる問題とは条件が違うことがあります。それだけで「更新不要」とは判断せず、まず現在の版を見てください。
7.1.3で、何が変わった?
WordPress公式によると、今回は安全上の問題を7件、不具合を4件修正した更新です。身近な機能に置き換えると、次のような問題が含まれます。
- 非公開・未公開の記事に付いたコメント
- 本来は見せないコメントが、ログインしていない人に知られる可能性がありました。記事本文がすべて漏れるという意味ではありません。
- コメントを確認する管理画面
- 承認待ちのコメントを通じて、管理画面で不正なスクリプトが動く可能性がありました。
- 外部画像の埋め込み
- Imgurという外部の画像サービスの埋め込み表示にも、問題が見つかり修正されています。
これらは7件のうちの例です。「あなたのサイトで情報が漏れた」という発表ではありません。問題ごとに成立条件は違いますが、修正前の版を使い続ければ、直せる弱点を残すことになります。
見た目が正常でも、なぜ更新するの?
セキュリティ更新は、画面が壊れてから行うものとは限りません。今回のように、普段どおり表示されていても、特定の条件で悪用され得る問題が見つかることがあります。WordPress公式も7.1.3への速やかな更新を勧めています。
古い版だからすでに被害を受けた、と決まるわけではありません。一方、見た目が正常だから修正済みとも判断できません。お客様が使う問い合わせ窓口や会社の情報を守るためにも、まず現在の版を確かめ、必要な更新を進めます。
9月に更新したばかりでも、また必要?
9月22日の7.1.2は、その時点で公表された重大な問題を修正した版です。10月6日の7.1.3には別の問題への修正が入っています。9月の問題への対応が済んでいても、10月分の更新が済んだことにはなりません。
その時点の重大な問題を修正
別の安全上の問題7件と不具合4件を修正
自動更新済みか、追加の対応が必要か判断
更新の必要性と、すでに攻撃を受けたかどうかは別です。通知だけで被害を断定せず、現在の状態から確認します。
まず、自分のサイトの版を確かめる
自動更新を有効にしていても、更新が完了したとは限りません。普段使っているWordPress管理画面を開き、「ダッシュボード」→「更新」へ進んでください。ここに表示されるWordPress本体の版と、利用できる更新を見ます。
メールの内容だけで判断する必要はありません。管理画面に入れない場合は、ログインを繰り返す前に、表示されたエラーと時刻を控えてください。
版を見たら、私は何をすればいい?
「更新した記憶」より、いま表示されている版を基準にします。
すでに異変がある場合:不審な転送や見覚えのない管理者があれば、下の更新手順へ進む前に現在の画面と発生時刻を記録し、むやみに削除や上書きをせず担当者へ相談してください。
- 7.1.3 と表示された
- 7.1系の今回の修正は入っています。次にトップページ、主要な下層ページ、画像、問い合わせフォームを確かめましょう。ただし、これだけで「侵害されていない」とは判定できません。
- 7.1.2 または古い7.1系と表示された
- 今回の追加修正はまだ適用されていません。戻せるバックアップを確認し、7.1.3への更新を進めてください。独自改修がある場合は互換性にも注意します。
- 7.0.xなど、7.1以外の版を使っている
- 7.1.3という数字に一律に読み替えず、管理画面に表示される自分の系列の更新と公式リリースを確認します。WordPress公式は対象の旧系列への修正を進めていますが、2026年10月11日時点では配布が順次行われる案内です。積極的にサポートされるのは最新版です。旧系列を使い続ける場合は移行計画も確認しましょう。
- 管理画面に入れない、版が分からない
- 公開URLだけの点検ではWordPress本体の版は確定できません。画面のエラー、発生時刻、サイトURLを控え、サーバー側で確認できる担当者や保守窓口へ相談してください。
どの版か判断できない場合は、サイトURLを添えて無料で相談することもできます。認証情報は送らないでください。
更新するときは、何から始めればいい?
更新の前に「戻せるか」を確かめ、その後で表示を確認します。古いサイトや独自改修があるサイトほど、ここが大切です。
バックアップの中身を確かめる
投稿や設定を含むデータベースと、画像・テーマ・プラグインなどのファイルの両方を戻せるか確認します。
利用できる修正版を適用する
7.1系なら7.1.3を確認します。別系列や特殊な構成では、その系列の公式案内と互換性を見て進めます。
更新後の表示と機能を見る
管理画面の版だけで終わらせず、トップ、下層ページ、画像、問い合わせフォームの表示と送受信を必要に応じて確認します。
「自分では判断できない」なら、そこから相談できます
みまもりサポートでは、現在の版、バックアップの有無、更新後の表示、異変の有無から状況を整理します。初回相談はサイトURLと分かる範囲の症状だけで大丈夫です。パスワードや秘密鍵は送らないでください。更新代行や調査が必要なら、作業範囲と費用を確認いただいてから進めます。
公開ページのかんたん点検も使えますが、WordPress本体の版や侵害の有無はこの点検だけでは分かりません。
「うちのサイトは大丈夫?」を一緒に確認しましょう
版が分からない、バックアップに自信がない、更新を任せたい。どの段階でも相談できます。
WordPressの更新を無料で相談する参照した公式情報
- WordPress公式:7.1.3 Maintenance and Security Release
- WordPress公式:7.1.2 Release
- WordPress公式:Updating WordPress
2026年10月11日時点の公式情報を確認しました。旧系列への提供状況は変わるため、作業時は公式の最新案内も確かめてください。